『記憶の植物純度』村山 修二郎

<'11 カルチャー部門 エコアート 準グランプリ受賞>


【概要】

 生の草花を直接手で紙や壁に擦りつけて描く、オリジナルの絵画手法「緑画」(りょくが)による作品。描いた瞬間から色彩が変化する「緑画」は、描き終えてからが作品の始まり。その変化は、自然そのものの時間軸に通ずる。この作品は、植物に関する記憶を呼び覚まし、今、目の前にある草の純度に思いをはせ、生きるものの生から死に向かう根源的な在り方を表現した。大地からわけていただく植物に感謝し、植物の純度を受け止め、制作を続ける。